ブログ56 危機管理研究会での講演

1 いつも「子ども虐待死ゼロを目指す法改正」を求める署名活動にご協力賜り誠にありがとうございます。
 新たにご賛同者として評論家の大宅映子さまにおなりいただきました。ありがとうございます。心より厚くお礼申し上げます。

2 さて、本日(2015年5月21日)に、危機管理研究会で「虐待から子どもたちを守るために」という講演を行わせていただくことになりました。本会は、暴力団対策など企業の危機管理をテーマとした企業や警察関係者、弁護士などの研究会で、わたしも以前、反社会的勢力対策で講演させていただいたことがあります。
 本来場違いと思われる会で、子ども虐待問題について講演させていただけることになりました。これは本会の事務局長であり、反社会的勢力対策で大変ご高名な深澤直之弁護士はじめ多くの弁護士の先生が強くお勧めいただいたもので、厚く感謝しております。この問題が、一部関係者だけでなく、社会全般、国民の多くで放置できない問題となっていることをあらわしているのかと思います。
 講演のレジメは次のとおりです。ご一読いただければ幸いです。

[2015.5.21危機管理研究会レジメ]

※レジメ内容は上記をクリックすると、PDFにてご確認いただけます。

 最も言いたいことは、何百回言ったか分かりませんが、児相と市町村(学校)、警察との情報共有と連携しての家庭訪問などにより子どもを守ることを義務付けなければ、足立区のウサギ用ケージに3歳児を閉じ込めて窒息死させた事件や、葛飾区愛羅ちゃん虐待事件、川崎市上村遼太君殺害事件のような本来救えたはずの子どもの命が救えないということが繰り返されてしまう、そのためそれを義務付ける法改正が急務だ、ということです。

 私どもシンクキッズが昨年夏に署名活動を始め、この法改正を訴えだしてからも、児相が警察と情報共有せず、案件を抱え込み、かといって家庭訪問もせず、みすみす子どもが殺されてしまった事件が何件も起こり、また明らかになっています。子どもたちは、児相が警察と情報共有し、連携して頻繁に家庭訪問すれば、殺されなかったはずなのです。なぜそのようにしようとしないのか、本当に理解できません。これに関して、レジメの最後に「よくある質問」として、講演のたびに聞いていただいた方かにだされる質問を載せています。中ほどに、私の感想も載せております。ご一読の上、ご感想をお聞かせいただければ幸いです。