ブログ85 明石市・東京23区の児童相談所の新設に向けて

 明石市が平成31年度に、荒川区をはじめとする東京都23区が平成32年度を目途に、児童相談所を設置するために、現在、その設立準備をされています。

 わたしは、明石市の泉市長から児童相談所設置アドバイザーを委嘱され、現在、他のアドバイザーの方と、「虐待から子どもを守るためにベストを尽くす児童相談所」が設立できるよう、できるかぎりのお手伝いをさせていただきたいと思っております。

 現在の児童相談所は、これまでさんざん指摘していますように虐待から子どもを救うためにベストを尽くす組織とはいいがたくーその根本的に誤っている点は、他機関と連携することなく児相だけで案件を抱え込んでいる点であり、それではベストを尽くしていないことは明らかですー東京都23区、明石市をはじめ今後新たに児相を設置する予定の自治体では、これらにならうことなく全国の模範となる児童相談所を整備していただきたく、心よりお願いいたします。
 私の基本的な考えを下記のとおり、取りまとめ、シンクキッズのHPにアップしました。ご意見ご指摘いただければと存じます。

http://www.thinkkids.jp/wp/wp-ontent/uploads/2016/11/modeljidou.pdf

 最も重要なことは、虐待から子どもを守ることにベストを尽くす組織風土とすることで、そのためには、他機関と連携しない、面倒なことはやらない、親との対立は避けるという体質の一掃であり、より具体的には、虐待案件を抱え込まず、排他的・独断に陥ることなく、警察・市関係部門・病院・学校等他機関との情報共有と連携を確保する、子どもの安全を最優先とし、必要な一時保護を躊躇しない、という組織とすることだと思っています。

 明石市、東京23区で設立される児童相談所が、現在の児童相談所の悪弊を引きずることなく、虐待から子どもを守るためにベストを尽くす組織となることができればーもちろん明石市の市長をはじめ担当部長さんなど関係者はみなその意気込みで熱意をもって取り組んでいただいておりますがー既存の児童相談所もそれにならわざるを得なくなることと思います。

 こういう動きになることに鑑みれば、既存の児童相談所は、明石市や東京23区が新たに児童相談所を設立するのを待つことなく、直ちに、上記の悪弊、「他機関と連携しない、面倒なことはやらない、親との対立は避けるという体質」を一掃し、虐待案件を抱え込まず、警察・市関係部門・病院・学校等他機関との情報共有と連携を確保するよう強く求めるものです。

 私どもは、先週の11月21日に大阪府・大阪市・堺市に、児童相談所と警察の情報共有と連携しての活動を求める要望書を提出しました。

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161121/4542001.html

 大阪府知事さん・大阪市長さん・堺市長さんには、これを受け入れていただいて、虐待から子どもを守るためにベストを尽くす児童相談所にいち早く「変身」していただくことを心より望むものです。