ブログ117 千葉県野田市心愛さん虐待死事件を受け千葉県に要望書提出、名古屋市で全件共有実現

 結愛ちゃんの死を無にしないためにも、児童相談所と警察の全件情報共有と連携しての活動を求める署名にご賛同お願いします。ネット署名と署名用紙による署名と用意しています。

https://www.thinkkids.jp/

1 昨日(平成31年1月30日)、野田市心愛ちゃん虐待死事件を受け、千葉県庁を訪れ、千葉県知事、千葉市長、千葉県警察あてに関係機関の全件共有と連携しての活動、一時保護解除事案、長期欠席事案など危険な兆候がある場合の速やかな関係機関の情報共有と連携しての活動を求める要望書を提出し、記者会見しました。

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190130/1080004773.html

産経新聞
https://www.sankei.com/affairs/news/190130/afr1901300031-n1.html

要望書
https://www.thinkkids.jp/wp/wp-content/uploads/2019/01/chiba130.pdf

 千葉県の児童相談所は一時保護しその後解除した後、一度も家庭訪問もせず、長期欠席の間学校も児童相談所も家庭訪問しなかったと報じられています。にわかには信じられない対応ですが、千葉県では2014年11月市原市乳児虐待死事件でも腕を骨折させられた乳児を警察に連絡もせず、一時保護はしたものの解除し、その直後に虐待死させるなど同様の事件を多数引き起こしています。
 私は、一昨年9月千葉県庁を訪れ、千葉県・千葉市の担当課長らに上記を要望しましたが受け入れられず、上司に会わせてほしいと要望しましたが、その必要はないと拒否されたままで、本事件が起こっています。千葉県が私どもの要望を受け入れていれば、心愛ちゃんの命は救えた可能性はかなり高かったと考えます。
 私どもの求める対応は、児童相談所、市町村、警察、学校、病院など関係機関が全件情報共有し、連携して活動することですが、特に一時保護解除事案、長期欠席、面会拒否、危険な同居人出現など危険な兆候があった場合には直ちに関係機関が情報共有し、対応できる機関がすぐ家庭訪問し子どもの安否を確認する、ということを関係機関であらかじめルール化し、それを地道に、ルーティンとして行なっていくというものです。千葉県の児童相談所、あるいはこの学校には全くそんなことをしようとは夢にも思いつかないようですが、根気強く説得していく所存です。
 要望書とともに、森田健作知事あてに直接知事と面会してお願いする機会をおつくりいただきたいとのお願いする手紙を、知事に渡していただくよう、対応してくれた担当室長に手渡しました。縦割りで今までのやり方を変えようとしない役人にいくらお願いしても何も変わりません。政治家である知事の決断をお願いするしかないと考えております。
 果たして手紙が知事に渡されるかどうかすら分かりませんが、二度とこのような救えるはずの子どもの命が救えないことのないよう全力で千葉県、千葉市を説得して参る所存です。

2 一方、本日(平成31年1月31日)、名古屋市が警察との全件共有を実施する旨発表されました。

https://hicbc.com/news/detail.asp?id=00049601

 私どもが二度にわたり要望し、愛知県には昨年4月、名古屋市には今回、受け入れていただきました。ありがたい限りです。ご理解いただいた名古屋市とご尽力いただいた愛知県警には心からお礼申し上げます。さらに現在いくつかの自治体で前向きに検討していただいております。
しかし、案件を抱え込み、心愛ちゃん、結愛ちゃんの命を救えなかった千葉県、東京都など、いつまでも警察との情報共有を拒否したままで、案件抱え込みを改めない児童相談所は少なくありません。心愛さん、結愛ちゃんらの貴重な命を無にすることなく、千葉県・千葉市、東京都を何としても説得してまいる所存です。
 なお、先日、中日新聞に添付のように紹介していただきました。ご参考まで。

https://www.thinkkids.jp/wp/wp-content/uploads/2019/01/chunichi2019.1.10.pdf